2018/12/02
山羊の朝ごはん散歩 Goats Took a Walk for Breakfast
https://www.youtube.com/watch?v=seDlEJSyo08
Auberge Fujii Fermier の Youtube ページができました!
初の動画は、大食漢アトリの朝ごはんの様子です
2018/11/28
干し柿作り体験をお楽しみいただきました~Guests Enjoyed Experiencing to Make Dried Persimmons
今日は「干し柿作り」の農業体験にお客様がいらっしゃいました。
昔はどの家でも秋になると軒下に干し柿すだれがオレンジ色に輝いていたものです。
しかし今では田舎でも干し柿を作る家は農家でも少なくなってしまいました。
確かに、渋柿をもいで皮をむき吊るすという作業は面倒ですし、そうまでしなくても美味しいおやつはお店でたくさん売られています。
しかし、そういう問題ではありません。干し柿は日本の伝統文化の一つです。
しかも栄養満点の干し柿は、工場で作られる添加物満載のおやつをはるかに凌ぐものです。
朝晩がグッと冷えるこの頃、枝先でその寒さを実で受け止めた柿は、甘味がいっそう増して、美味しい干し柿になるでしょう。
お客様にはたくさんの干し柿作りを楽しんでいただきました。
2018/11/09
原木シイタケが出て来ました - Shiitake Mushrooms Came Out
原木椎茸の初摘み。
昨年春に菌を打ったクヌギの原木。
「そろそろ、どんなもんやろか⁉」と、今朝見に行ったら、出てました❗
1本だけだったけども、手のひらほどのでっかいのが。
140gもあります。
オーベルジュフジイフェルミエでは、毎年春に原木しいたけオーナーを募集しています。
自家農園の竹林に、菌打ちをしたしいたけのほだ木を寝かせ、1年半後の冬にしいたけが収穫できるのです。
遠方のオーナーの皆さんには、採れたしいたけを送っています。
2017年の原木椎茸オーナーの皆さんには、順次送っています!
待っててください。
2018/09/16
自家製の天然酵母で焼いたパン Home-made Natural Yeast Bread
うちのパンは天然酵母で焼いています。
その酵母は私の手作りです。
天然酵母は、村の田で収穫したコシヒカリの玄米ご飯を元に、有機ニンジン、山芋、りんごで拵えます。
これに塩、砂糖(私はてんさい糖を使っています)、オリーブオイルを加えたレシピ。
この食材群で作る酵母はとても力が強いのです。
酵母群自体でしっかりとしたコミュニティを作って、他のかび菌などを寄せ付けません。
炭水化物を酵母が完全に発酵させてしまうから、カビが食べる栄養分(つまり酵母が未消化で残したでんぶん質)が残っていないのです。
だから普通のパンに比べてカビが生えにくいんですね。
以前はSAFのインスタントドライイーストを使っていました。
焼き上がるときの特有のアンモニア臭がどうも気になっていました。
それもそのはずで、インスタントドライイーストを製造するには、一般的に酵母種を培養するための栄養源に糖蜜を使い、窒素やリン酸、乳化剤などを添加しているため、あのような特有の臭いが出るのですね。
ドライイーストは、ある条件の元で発酵させるとイーストが炭酸ガスを出し、その炭酸ガスが小麦粉のグルテンを包んで膨らませるというメカニズムです。
一方、天然酵母のパン種は、小麦粉という発酵基を酵母が分解し尽くすために、完全に発酵してしまいます。
発酵の固まりとなったパン(ドウ、と呼ばれる)は納豆や味噌と同様、ビタミンB群などの栄養に富み、腸内有用菌の栄養となって腸内環境を整える素晴らしい栄養食品になるのです。
天然酵母といってもインスタントドライイーストもあるが、それはイ−ストを添加物や化学薬品を使わずにマッシュポテトなどで、自然食品のニ−ズに合うように製造してあるだけのもので、パンの膨らみは短時間で済んでしまい、小麦粉は十分に発酵し切れていないのです。
我々が日々口に入れる食品は、我々の肉体を健康へと導いてくれるものでなければなりません。
しかし、現実は、我々の肉体を健康から遠ざけようと意図的に作られているのではないか、と思わざるを得ないような食品が多すぎます。
さて、この天然酵母のパンです。
私は小麦粉や塩、砂糖の材料も吟味しています。小麦粉は北海道産の「春よ恋」。京都のあるビストロのシェフが「藤井さん、この小麦粉は良いですよ」と、お勧めしてくれたもの。
塩は自然塩、砂糖はほっかいどうのてんさい糖。さらに風味を出すためにすり胡麻を少し。
ぜひご賞味いただけたらと思います。
2018/08/12
ミツバチが消えてしまったら If all the honeybees should have disappeared on the Earth?
蜜蜂(みつばち)が激減しているのだという。
それも世界中で。
ミツバチが突然消えてしまう「蜂群崩壊症候群」(Colony Collapse Disorder、略してCCD)が1990年代から世界中で発生し始めた。
2007年には北半球のミツバチのおよそ1/4が死に絶えたと報告されている。
原因は、環境破壊、とも、電磁波、とも、農薬、とも言われているが、最大の犯人として疑われているのがネオニコチノイド農薬である。
家庭園芸用、シロアリ駆除剤、ペットのノミ取り、コバエなどの害虫駆除剤など、身の回りで使われるものにも使われて、知らず知らずのうちに私たちの日常生活に侵入してきてしまっている。
専門家の研究分析によると、このまま行けばあと20年でみつばちは絶滅すると言う。
それが、私たちの生活とどういう関係があるのか?
「うちの家族は、ハチミツなんて食べないから関係ねえよ」?
いや、事態は非常に深刻で恐ろしい。
実は、私たちが毎日食べている野菜や果物の実に70%がミツバチの受粉によって実っているのだ。
ミツバチが絶滅したら、当然、野菜や果物は想像もできないほど高額になるだろう。
トマトなんて1個¥5000くらいするだろう。それでも買えない。一日に5個しかトマトが入荷しない。
草や穀物を餌にしている畜産も大打撃を受ける。
肉も高騰する。
そうなればもう貧困者は誰も食料が買えなくなる。
もしみつばちが絶滅したら。
ある日スーパーに入ったら、商品棚はがらんとからっぽで石油製品しか無い、そんな風になる、と。
さらに、森の樹木もミツバチが受粉してくれるおかげで実がなり、種が落ち、次の木が生えて青々とした緑が維持されている。
落ち葉は大地に積もると数万種類の微生物が分解する。雨で溶け出し川に流れたそれらの栄養塩(ミネラルなど)は海に出るとプランクトンを育む。それらは魚介類の餌となって海を支えている。
もし、ミツバチが絶滅したら、森が枯れる。
栄養の無い森から生物が消える。
そうなると、海の魚介類が、イルカが、クジラが消える。
世界の森として有名なブラジル・アマゾンの熱帯雨林は地球の肺と言われている。
かつて日本列島の面積25個分があったアマゾンは、現在、半分の12.5個分になってしまっている。
森林伐採などだ。
その森林破壊は今日も世界中で止まることを知らない。