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2020/03/25

農家レストラン、来年新春にオープンが決定しました!

オーベルジュフジイフェルミエの敷地内に、納屋を改装しての農家レストラン&カフェがいよいよオープン!決定しました!

カウンター席のみの小さなレストランカフェです。

牧場で飼育したラム肉を使った「ジンギスカン丼」や、和洋ミックスの美味しいランチをお出しする予定です。

もちろん、食材は地産地消と、有機栽培野菜を可能な限り追求。

こだわりの美味しさで、西畑町のにぎわいに貢献します。

途中経過はこちらから実況中継していきますね。

どうぞご期待ください!

(写真はイメージです)

農家レストラン、来年新春にオープンが決定しました!
農家レストラン、来年新春にオープンが決定しました!

2020/03/19

雑草に戦いを挑んだ日

耕作放棄地の雑草対策にヤギを飼おう、と私が思ったのは、両親が相次いで他界した2014年でした。

敬愛する父が逝去したのがその年の6月30日。

納骨を終えて帰宅した告別式の日の夕暮れは、夏至が過ぎてさほど経っていないから午後6時なんてまだ明るいはずですが、何だかずいぶん家の中が暗かったのを覚えています。

「ただいま~」と声を上げるも返事がない。

今まで両親が家の手入れなどすべてやってくれていてそれが当たり前だったのが、これからは自分ですべて背負っていかなければならない。

その一つが、葬儀後さっそく私の前に立ちはだかりました。

庭の雑草です。

真夏の炎暑に加勢された雑草はみるみる鎌首をもたげてきました。

私は、父の供養にと、草刈り鎌を持って雑草に挑みかかりました。

朝の早いうちにと叢(くさむら)の縁にしゃがみ込みます。

ものの10分もしないうちに全身の汗腺という汗腺から汗が吹き出します。

腰痛もあって一日の作業は1時間が限界でした。

それでも2日、3日と経つうちに草の抜かれた庭はすがすがしさを取り戻していきました。

しかしそれもつかの間。

最初に草抜きをしたところから再び青い芽が伸び出してきていたのです。

私はへたり込んでしまいました。

そのときの近所のご老人の一言。

「雑草と闘っちゃあかんよ。命、持ってかれるざ」
 経験からくる重みのある翁の言葉に私は、真夏の熱中症で脳梗塞に倒れやがてそれが命取りとなった亡父の姿を思い出していました。

村のはずれに広がる耕作放棄田の雑草!

それに比べれば、庭の草なんて可愛いもんです。

もう何年も草刈りをしていないために、セイタカアワダチソウやススキの茎はまるで木枝のように固くなり、それが2メートルの高さにそびえています。

私はさらに腰砕けになりました。

どうしたもんだ~?

折しも、福井県畜産試験場を訪れると畜舎担当の八木さんが草を食んでいる放牧山羊を眺めながら私に、
「ヤギ、いいかもしれんの~」
とにっこりつぶやいたのでした。

しゃれでも冗談でもありません。

私は思わず「お~~!」っと、唸ってしまいました。

八木さんの言葉は私の心にぴしっとピン留めされたのです。

雑草に戦いを挑んだ日
雑草に戦いを挑んだ日

2020/03/16

クラウドファンディングとは?

「通り抜ける道のない行き止まりのこの村は、いつか、きっと誰にも気づかれることなくそっと消えるんだろうな」

ふるさとのこの村が消滅するのを何とかして止めたい、との思いで始めた牧場構想でした。

村人が自己責任でやるべき、とも思いましたが、年金暮らしのお年寄りたちには、理解する心も上げる腰も重たすぎて。

数少ない若者(と言っても、50代、60代 笑)では、まったく風車に向かうドン・キホーテです。

問題を逆手にとることを考えました。

村人だけで抱え込むのではなく、村の外にいる方々とつながることで、この集落消滅の問題を分かち合える。

それがクラウドファンディングなのではないか?

そう思ったとき、目の前の霧がさあっと晴れたように思われました。

田舎の自然は、人間の手が入らないとあっという間に荒れ果てて壊れていってしまいます。

その「人の手を入れる」、とは、田舎に住む人たちだけの力ではどうしても無理です。

都会は地方の田舎によって支えられ、地方の田舎も都会によって支えられている、と言えるでしょう。

都会には田舎で作られた農産物や魚介類が届き、都会の人たちはその混雑のストレスを田舎の自然で癒す。

田舎の人たちも時には都会に出かけ、高揚感を楽しむ。

今まで、地元の村人は、「こんな村には何も無いでの~」と、観光資源の目玉が見当たらないことを嘆いて、限界集落化の理由に挙げてきました。

でも、それは違うかな。

「何も無い」ことのすばらしさというのは、モノがあふれかえる現代においてはとても貴重です。

価値の再発見。

もしかすると、この羊牧場構想がクラウドファンディングを通して形になってゆくことで全国のたくさんの人たちと出会いつながれるのではないか。

ここに来ていただいたらそれはとても嬉しいけれど、来ていただけなくても、遠いどこかで、この村の存在を心の隅に置いていただける。

それだけで、つながっている、と言えるのではないか。

もちろん福井に住む親しい人たちも、わが身の問題として理解し応援してもらうことで新たな絆でつながれるのではないか。

そう思えるようになってきました。

ハワイ語に ohana (オハナ)という言葉があります。

「家族」という意味です。

私たちが生きる意味、生きがい。それはひょっとして「家族」の絆のためではないでしょうか?

このクラウドファンディングで応援してくださる皆さんと、ohanaという言葉でつながれる。そんな期待と確信が芽生えています。

ファンドにご支援ください

https://readyfor.jp/projects/nigiwaibokujo

クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは?

2020/03/10

クラウドファンディングで耕作放棄地を牧場に変えたいのです

私の住む村を限界集落化による消滅の危機から救うために、羊牧場プロジェクトを進めています。

その第一段階として羊の小屋を建てるためにクラウドファンディングを利用することになりました。

ぜひ、皆さんのお力をお貸しいただけたらさいわいです。

https://readyfor.jp/projects/nigiwaibokujo

クラウドファンディングで耕作放棄地を牧場に変えたいのです
クラウドファンディングで耕作放棄地を牧場に変えたいのです

2020/03/02

ブルーベリーを移植~ Transplanted Blueberry trees

福井市街にオフィスを持ってるのですが、その敷地に小さな花壇があるのです。

そこに7年前にブルーベリーの木を植えました。

乏しいスペースながらけなげによく育って、毎年夏になるとたくさんの実をつけてくれました。

ところが、昨年春、南側の隣地の所有者が境界線ギリギリにに大きな物置を建てて、日差しが遮られてしまったのです。

そのせいか、夏には実が例年の半分もならず、木も元気がなくなってしまいました。

木の横を通る度に木が、ささやきます。
「おじさん、私を日の当たるところに連れてって。そしたら、おじさんのためにいっぱい実をつけるから」

あら~😃どこかで聞いたような懐かしい言葉❗️

冬も終わり、木が動き出す前のもう最後かもしれない移植のチャンスの今日、私はブルーベリーの願いを叶えてやりました。

移植には、太く張った根を切る必要がありました。

さらに、根っこ剥き出しのままトラックの荷台で20キロも乾いた風に当てて運んでしまいました。

さあ、着いたよ。

オーベルジュの果樹園の一番日が当たるところに植えるよ。

今年は実はつけなくていいから、ゆっくり休んで力をつけるんだよ。

ブルーベリーを移植~ Transplanted Blueberry trees
ブルーベリーを移植~ Transplanted Blueberry trees

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