2022/04/14
ヤギハウスの外壁ペンキ塗り!
牧場のヤギハウス、建って2年。
西からの強い潮風や風雨に打たれてペンキがだいぶ剥げてしまいました。
今日はペンキ塗りです。
ペンキとは言っても、木材用の防腐ペイント。
ヤギのアトリが草を食うのを中断して近寄って来て、
「相変わらず、ペンキ塗り、下手じゃのう!タレてるがな!」
アトリ、勝山ヤギ牧場の哲学者ヤギから遠隔影響受けてる!
脚立忘れて、上の方はまたそのうち。
まあまあ、こんなもんで、もう2年行きましょか!
2022/04/06
ヤギハウスに注意書き看板が付いた~!
牧場のランドマーク、ヤギハウスに新しいメッセージボードが付きました。
「牧場の由来」、「餌やりについての注意」、そして「感染予防=ふれあいの手洗い」について。
国道に看板を出してから牧場を訪れる人の数が格段に増えました!
それにつれて、ふれあいをする方々が良かれと思っていろんなものをヤギやヒツジたちに食べさせてしまうのです。
とりあえず食べたヤギたちは翌日下痢しています。
こりゃマズい!と。
ヒトと家畜の共通感染症もいくつかあって、どちらも被害を被らないように、手洗い徹底は絶対大事です。
看板製作会社の社長さん自ら取り付けに来てくださいました。
ヤギたちがのんびり寝そべったり草を食んでいたりする風景を見ながら、
「いやあ、癒やされるわ~!」。
2022/03/30
たぬきの一宿一飯
朝の餌やりにヤギハウスに入る。
先ずはユキに椿の花たっぷりのミックスオカラ。
継いで、オスたちにコメヌカミックスを。
ところが。
向こう側にいる2頭、いつも食べるところから頭を入れて来ない。
「早く食べろよ!」
と言うと、隊長のアトリが、
「それがですね、足元に変な野郎が寝てまして、踏んづけちまいそうになるんでさあ」
身を乗り出して見てみると、灰茶色の毛の塊が隅っこに丸まっている!
放牧場の柵を開けて向こう側に回り中に入って、近づいて目を凝らすと。
何と、たぬきどんではないか!
怪我をしているようだ。首筋から肩にかけて皮が裂け血が滲んでいる。
「どしたんや、たぬきどん」
「あ~あんたがパパさんけの!
ゆんべ、巣穴から出た途端、ひっでえ風にすくわれて岩に思いっきり叩きつけられちまっての!
怪我しちまったんで。行くとこないから、ここに来まして一宿一飯の恩義にあずかったってえわけでさ。
オカラの残り、あんがとよ、姐さん!」
傷の具合を見ようと手を伸ばすと、たぬきどん、小屋から駆け出るやスタコラサッサ、山に戻って行ったよ。
2022/03/04
農業共済新聞に掲載されました
私の「耕作放棄地を牧場に」のプロジェクトの記事が、「農業共済新聞」に掲載されました。
専門紙ですが全国版です。ありがたいことです。
独りでやってたら変人、だそうです。
しかしその企ても三人でかかると周囲を動かす影響力を持つ、といいます。
過疎化と消滅からふる里を救い出したいとの思いで立ち上げた農家民宿とヒツジ牧場。
今のところ、私は「変人」らしい!(爆笑)
しかし、立ち上げから2年。
ポツポツと、「一緒にやりたいです」「仲間に入りたい」という人たち、応援支援してくれる人も現れて来ました。
嬉しいね~。
私自身、楽しんで取り組んでいるから、臥薪嘗胆でも苦労でも努力でも何でもありません。
田舎暮しは最高の大人のおもちゃです。
2022/01/27
田舎暮らしの歳時記~味噌の寒仕込み
凍てつく冬の底、寒中は空気中の雑菌が少なく、味噌仕込みには最適です。
今年は福井産の大豆と福井産の麹。
樽は京都、美山産の杉樽。
味噌の表面は福井産、越前和紙を焼酎で濡らして封じます。
パルプなどが混じらない本物の和紙はカビをはねのけ、味噌に呼吸をさせるのです。
ラップもプラ桶も無かった昔はこういう方法が当たり前だったのかも知れません。
梅雨を越え猛暑の夏を経て晩秋には、味噌はとびきりの美味さに熟成しているはずです。