2024/06/20
古希!
平均寿命が45歳の江戸時代にあっては、70の齢まで生きれば大変な長寿だった。
だから70歳を古来稀なりの古希と呼んだ。
しかるに現代では日本は世界トップクラスの長寿国で、女性の平均寿命は87歳、男性も81歳と、古希なんてまだまだ若いらしい。
ついこないだまで青春時代真っ只中、みたいな心地だったのが、古希なんて、え?ウソ〜!?みたいな心境である。
しかし、身体は正直で、あちこちガタピシと不具合が出てくる。
日本人男性の健康寿命はおよそ73歳。つまり、自分の世話が自分でできなくなる年齢を言う。
幸い、その辺りの年齢とおぼしき私の周囲の友人知人は皆元気ハツラツだ。
戸籍年齢は個人差があるので無視してよい。
肉体年齢は適度な運動で15歳下の年齢をキープし、精神年齢はいつまでも18歳でありたいものだ。
今が人生の黄昏れ時ならば、さしずめ、楽しかった時間を振り返りつつのディナーパーティータイムだろうか。
気のおけない仲間たちと飲んで食べてのわいわいがやがやなんだろうが、それも良いが、私は時間を巻き戻してみたい。
まだ人生は昼下がりだ。
何ということは無く自然な流れで、64歳にして、「ふる里再生プロジェクト」というスーパーヘビー級のミッションの大風呂敷を広げてしまった。
広げた以上はやり遂げるしかない。
物事を成就するのに必要な要素が5つあるという。
忍耐力と持続力と楽観性と柔軟性と冒険心。
幸いどれも十分ではないにしろそこそこに両親が私に賦与してくれた。
《アルベルゴディフーゾNISHIBATA》の実現をゴールに夢描きながらまた前に進みます。
皆さん、ありがとう!
2024/05/12
ヒツジ毛刈り、今年も!
毎年暑い夏を控えて、羊たちには毛刈りを施しています。
今年も。
発電機が借り物なので、定刻までに返納しなければならず、その時間との兼ね合いで焦ります!苦笑
1歳ヒツジたちにとっては初体験なので、耳慣れないバリカンの音にビビッて、逃げるにげる!
一頭だけどうしても捕まえられず、次回にサスペンデッドとなりました!
「刈られりゃ気持ちいいだろ?」と聞くと、羊たち、まんざらでもない涼しげな顔です!笑
2024/04/09
今年も子羊誕生!
悲しいことと嬉しいこと。
3月8日、お産を控えた雌羊、ミカンが生まれぬ子を連れて星になってしまった。
ミカンにとっては初産であり、胎児が大きすぎて産道で詰まり出切れなかった。
妻と二人で悲嘆に暮れていたら翌々日の10日、折しも新月当日。
新たに広げた放牧場で、モモコを呼んでも小屋から出てこない。
おかしいな、腹ペコモモコが来ないなんて、と、小屋を覗いてみたら。
何と双子をすでに産み落としており、小さな赤ちゃん羊が2頭、ぴょんぴょこ飛び跳ねているではないか。
すぐさま妻に知らせたらカフェから飛んできた!
私達の人生は生々流転そのものだ。
自分で生きていると思っていても、私達とて、実は国家権力に生殺与奪の宿命を握られている。
ただ畜産を生業とするということは生命の往来の最前線に身を置くということ。
羊たちは懸命に生まれ生き、その生き様は少なくとも私の胸を打つ。
人間なんてあっという間に年老いて死んでしまうんだ。
生き物の生命は生涯は本当に儚い。
またこの春から赤ちゃん羊達と一緒に過ごせる喜びを噛み締める。
子羊を抱きしめ、生まれたばかりの命のぬくもりを手のひらに感じつつ思う。
儚い生涯だからこそ貴重なんだと。
2024/02/20
福井そばの美味しさ、全国評価で!日本一!
御食国(みけつくに)福井の蕎麦が「最も食味が優れている蕎麦産地大賞2023」で、全国1位!
3年連続だとか。
福井産蕎麦の特徴は何と言っても「日本在来種」にこだわり抜いている点です。
全国一の蕎麦産地の北海道でも生産量の多い長野でも栽培品種は改良された新種。
粒が大きく一本の茎に付ける実の数量も多い。当然生産効率が良いので、農家としては生産性が向上し、嬉しいわけです。
一方、在来種は?
粒が小さく収量も多くない。
ではなぜ福井は在来種にこだわるのか?
それは、香りの良さ、味の濃さ、しっかりした食感、清涼感が在来種は抜群だから。
しかも、福井は海岸線に近い坂井平野、山あいの勝山、大野や池田など、地区によって風味が異なる。
福井を旅するときに、蕎麦巡りをグルメのポイントに入れるのを、私は超おすすめしとるわけです〜!
手前味噌でもなんでもない。
福井蕎麦はホントに美味しいです!
2024/01/07
新年あけましておめでとうございます
一月元旦の能登地震につきまして、被災地の皆様、被害にあわれた皆様、心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を祈念申し上げます。
私のところは幸い被害はありませんでした。
福井県内も大阪などからの高速道路、一般国道、列車など、社会インフラには被害はほぼありませんでした。
地震が落ち着いたらまたぜひオーベルジュフジイフェルミエにお越しください。
お待ちしています。