2026/04/24
オハナ牧場のヒツジ肉料理
福井市内にある「レゾンス」という名店。シェフの吉川さんが、わがオハナ牧場のヒツジ肉をすばらしいメインディッシュに仕上げて供してくれました。
レゾンス(l'aisance)は、フランス語で「ゆとり」の意。フレンチでも和食でもなく、またその両方でもありそうな変幻。調理の特徴は、薪窯による火入れ。といっても、ピザは焼きません。
肉や魚などの調理に使うのですが、薪窯はガスオーブンと違い、薪窯による食材への火入れは非常に繊細で、ふわっと熱の衣で食材を包むような感じなのです。
食材に薪の燻蒸香をかすかに残す技術も使えます。
オハナ牧場のヒツジ肉は、1歳6か月の「ホゲット(hogett)」で、ラムよりコクがありマトンのようなくせがない、とても美味しい肉です。
オーベルジュフジイフェルミエのディナーでは、シュパウロウという煮込み料理ですが、レゾンスでは、ローストとトマトソース煮込みの二種類で出してくれました。
オハナ牧場のヒツジ肉は「福井プレサレ」というブランドで出荷しています。
プレサレとは、フランス・ブルターニュ地方の海岸そばで育てられているヒツジです。モンサンミッシェルのすぐそばです。海岸そばなので海水ミネラルが土壌に反映され、そこに生える草を食べて育つために、海水ミネラルの旨味が凝縮された肉質となります。世界一有名なプレサレは生産量もわずかで、大変希少であり高価です。
一方のオハナ牧場も日本海海岸からわずか1キロ。真冬に荒れ狂う日本海の波しぶきが巻き上げる潮風は霧状になって降り注ぎます。何万年もの間繰り返された気候が、放牧場にも海水ミネラルをしみこませてきたのです。
加えて、最寄りの越前海岸はワカメの産地でもあります。
もみワカメに加工するのですが、ワカメの葉の真ん中の固い筋は廃棄されます。それをオハナ牧場では、米ぬかで漬物にして、それをヒツジたちの餌にしています。
ワカメのヨードや海水ミネラル、そしてぬか漬け発酵による乳酸菌が、オハナヒツジの肉質を格段に向上させているのです。
そのようなことから、オハナヒツジは「福井プレサレ」として、福井県内のレストラン(2025年秋出荷では、9店のレストラン)にて大好評を博しています。
2026/02/07
今年も味噌の寒仕込み
田舎暮らしの歳時記〜味噌の寒仕込み
明日は冬の土用の最終日、そして節分。
明後日は立春だあ。
雪国に暮らす私達にとっては、待ち焦がれる季節の到来だよ。
去年仕込んだ味噌は1年の熟成を経て、めっちゃ美味しく出来上がった。
さあ、今年も美味しくなってよ〜!と、今日は朝から味噌仕込み。
福井産の大豆、福井産の米麹を使う。
10年間使い続けた京都美山産の杉樽は、なんか堂々とした味噌樽の面構えになってきた!
味噌麹菌が杉板の繊維の奥深くまで住みついてるからだろうか、味噌の出来具合が安定してきている。
オーベルジュに、カフェのランチに大活躍のオハナ味噌。
また今年も無事之名馬で進みますように。
2026/01/15
オハナ牧場の誕生物語の記事
今年初のメディア登場は、福井県の地元紙「日刊県民福井」です。
とても大きく紙面を割いて素晴らしい記事を載せていただきました。
とにかくコツコツと、愚直なまでの継続。
千里の道も一歩より。日々の歩み。飽きないこと。
アルベルゴディフーゾの目標に到達するまで。
千里というか、万里かも('◇')ゞ
2025/12/05
小学校で体験学習会!
去る12月5日、福井県越前海岸沿いにある鷹巣小学校で、実に興味深い体験学習会が開かれたのです😊
それには、私も一枚噛んでます(笑)
詳しくは以下、Arai Silkさんの引用記事をどうぞ。
「『Touch the human fabric』
オーストラリアで虹織りアーティストとして活動されている、Yoko Kawabata Edwardsさんの交流事業が福井市の鷹巣小学校で開催されました🌈
天然素材を中心に手織り作品を制作されているYokoさんより、鷹巣のOHANA牧場で毛刈りされた羊毛を用いて小型手織り機で織物の作り方と羊毛の循環(毛を刈る→糸→布→服→土に還る→草が生える→羊の餌になる)の説明に生徒のみんなは興味津々!
今回は廃棄される予定だったArai Silkにあるシルクやコットンの端材をアートに生まれ変わらせようと約60人の生徒、先生、スタッフが “人間巨大織機” となって巨大タペストリーを製作しました!
スモールライトでみんなが小さくなった感覚です☺
たて糸を持った赤帽子チームと白帽子チームが交互に並んで色ごとに立ったりしゃがんだり、その隙間をくぐるようによこ糸チームが行ったり来たり。色鮮やかなタペストリーが完成しました🌈
授業の最後には、繊維の種類のお話と恒例シルク当てゲームも行い色んな繊維に触れてもらいました✋✋」
2025/11/23
全国ヤギサミットで発表してきました~!
「全国ヤギネットワーク」という組織があるのです。動物学的社会学的畜産学的に専門家が結集して運営しています。そのネットワークに加入しているのは北海道から沖縄までのヤギのファンの方々。何十年もヤギを飼育しているベテランから、これからヤギを飼おうかなという人までいろいろ。
そのヤギネットワークが毎年都道府県を変えて全国大会を開いているんですね。
今年は、福井県が開催地となりました。
私は一飼養者に過ぎないのですが、なぜか、私に、「ヤギの飼育を通して」スピーチをしてくれないか、と福井県庁からこの夏に打診があったのです。
私は、自分にできることは何でも「はい、喜んで!」の人間なのでお受けしました。
それが11月22日の当日のことです。
全国から100名を超す参加者の前で、「過疎集落の再生におけるヤギの魅力とパワー」みたいな内容で話しましたよ。
耕作放棄地の雑草対策でヤギを飼い始めたこと。
放牧していたら、その山羊たちとふれあいに人がどんどんやってくるようになったこと。
過疎化に沈みつつある村の再生を思って農家民宿を始めたこと。
山羊では牧場の維持が経済的に難しいのでヒツジの畜産を始めたこと。
ヒツジの牧場なんて珍しくて、ますます人がやってくるようになったこと。
いつの間にか年間1万人もやってくるようになったこと。
ヤギやヒツジの牧場をやってる農家民宿は珍しいみたいで、宿泊客が世界中から年間400人以上もやってくるようになったこと。
徐々に増えつつある村の空き家を活用して、ホールやギャラリーや陶芸工房やゲストハウスを作って、それらのビジネスにかかわる移住者を呼び込むシステムを、これから作っていこうとしていること。
結構、ウケてました~!